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感動…。「弦楽六重奏の粋」

京都コンサートホール アンサンブルホールムラタ

「弦楽六重奏の粋!!」

ヴァイオリン;ギオルギ・バブアゼ / 梅原 ひまり
ヴィオラ; 山本 由美子 / 江口 順子
チェロ; 上森 祥平 / 雨田 一孝

★プログラム★

ブラームス 弦楽六重奏曲 第一番 変ロ長調 作品18

チャイコフスキー 弦楽六重奏曲 ニ短調 作品70 「フィレンツェの思い出」

★アンコール★
ブラームス 弦楽六重奏曲 第一番 第二楽章

どこかでこの演奏会のお知らせを目にした瞬間から、「聴きに行きたい!」熱が出て、早速電話をしてました。
何といっても、今アンサンブルで勉強中のブラームス、そしていつかは弾いてみたい憧れの曲「フィレンツェの思い出」。
こんなに素晴らしいプログラム、しかも素晴らしいプレイヤーの方々の演奏を逃す訳にはいきません!

実は、ここのところ、割と忙しいのですが、この演奏会のために、
準備万端の状態で、今夜は演奏会を楽しむことができましたよ☆

ブラームスはね、何というか、それこそスコアが大体頭の中にあるので、6人のうちだれが主役のフレーズを弾くか、予め解っているのです。なので、きょろきょろとメロディーの方の演奏に着目しつつ、どうしても1番チェロの上森氏に目は釘づけになりましたね。
いやもう、素晴らしかったです! 「歌う」というのはこういうことなのか…と食入る様に見入ってしまいました。
「弦の中に入り込む」というのも、実感できたように思います。(私が実践できるまでにはまだまだ長い道のりがありそうですが…。)
メロディーの受け渡しや、出て引くところなど、2列目真ん中で鑑賞したためか、大変勉強になりました。
(チェロが真ん中もしくは端、どちらに座った場合でも良く見える席を選択。)
そして、時折アイコンタクト、もしくは笑顔で、音を一つ一つ楽しみながら丁寧に紡いでいく様子が見て取れて、幸せな気持ちになりました。
皆さん、楽器を通して表情豊かに歌ってらして、しかも六人の個性が融合して、その後ぱーっと空間に広がる光景が目の前に広がりました。

一部が終わって休憩の間も、興奮状態。
近くにおられた知り合い(すっごく上の先生(DR.)です…)と、この場にいられて良かったね~と素晴らしい音楽を共有できた喜びをただただ分かち合いました。

さて、二部はチャイコフスキー。
1st Vnは梅原氏に交代されていました。
一部とはまた違った音色で、勢いがあってとても恰好よかったです。
1st Vn, 1st Vc間のやりとりが聴いていて楽しかった…。
曲自体に「フィレンツェ」感はあまりないのですが 
(個人的な話ですが、私はフィレンツェで挙式しました(笑)。主人も勝手にフィレンツェは第二の故郷と申しております(笑))、
やはりプログラムにも「フィレンツェとあるがそれとの直接的な関係性は確認されておらず…」とありましたわ。
一度聴くとしばらく忘れられないメロディーがくるくる回って…。車で帰宅したのですが、普段はオーディオで音楽を聴くのですけれども、頭の中で延々この曲の一楽章の第一主題が回っていて、静かな車内でした。

そして、アンコールはブラームスの二楽章。ヴィオラの切ないメロディーや最後のチェロのメロディーが有名ですね☆
二回も聴けてラッキー♪とばかりに、今度はボウイングや運指にも注目しました。32分音譜、アマチュアはなかなか合いにくいのですが、やっぱり流石ですね…。ボウイングをダウンからにされていて、そこもまた勉強になりました。

早くチェロの練習がしたい!
そんな気持ちになりましたね…。

アンサンブルホールで演奏されるこういう形式の演奏会が、もっと増えたら良いのにな~。
室内楽、大好きです。目の前で化学反応が起こっている感じが好き♡

今日の演奏に元気をもらいました~★
明日も(学会発表)がんばろ~っと。


ご訪問、ありがとうございます♪

by morpheus-cello | 2015-04-24 22:24 | Music-2, classic