そうだ、空を見上げよう。

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ヴィオラ無伴奏

プライベートでバタバタしていて、音楽どころではない、と普通なら言うところですが…。
前々から予約していた演奏会、ぎりぎりまでどうなるか分からなかったけれど、行ってきました。

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宵山の夜、ヴィオラ無伴奏を聴いてきた。

カフェ・モンタージュでの1時間

ヴィオラ;小峰航一

J.S. バッハ=Z.コダーイ:半音階的幻想曲 (1720/1951)

H.ビーバー:パッサカリア (1676)

P. ヒンデミット:無伴奏ヴィオラソナタ作品11-5 (1919)

アンコール: バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ 2番よりラルゴ

小峰さんは、京都市交響楽団の首席ヴィオラ奏者で、3月の「ヴィオラの花道」でもご活躍されており、また密かにファンであるカルテットのメンバーでもいらっしゃるので、ソロ無伴奏を聴くのがとても楽しみでした。
「ヴィオラの花道」でも少しトークをしてくださったのですが、今回も演奏の合間に少し曲のこと、弓(前半はバロック弓、後半はモダン弓を使用)の解説などをされていて、低くて落ち着いたトーンの声が素敵だなぁと。
演奏は、もちろん素晴らしかった。


半音階的…めまぐるしく紡ぎだされる音の嵐に巻き込まれるようだった。
この日は台風が接近していて、外は風がピューピュー吹いていたのだけれども、それほど雨は降っていなくて、そんな中で風の中を疾走するような流れのある演奏だった。

パッサカリアは、ずっとバスの旋律が聞こえて、それにバリエーションが乗っかる形式なので、バスの響かせ方がとても効果的だな、と。
(バッハ無伴奏チェロ組曲でも、やはりバスの音を実際に、もしくは頭の中で鳴らしながら弾かないといけないので、とても勉強になった)
こちらは秋の木立を連想させる演奏。
この曲のあと、少し休憩があり、一緒に聴きに来ていた方と、「情景が目に浮かぶような演奏だね。」と感想を述べ合った。お互いどんな情景が浮かんだかは、話さなかったけど。今度聞いてみよう。

ヒンデミット、合奏(「葬送」)でその独特な和声に振り回されているのですが、この曲は本当に難しそうだった。だけど、ダイナミクスも凄いし、和音の響きがぐわ~っとこっちに迫ってきて、圧倒される演奏。
モダンボウに変わったというのもあるかも知れないけれど、現代的な洗練された響きで、最後のC線の迫力もヴィオラを鳴らすってこういうことなのか、と思う様な終わり方。

台風の中駆け付けたお客さんの中には、背中にヴァイオリンを背負っていたり、いつもの常連さん同士で歓談していたり、やっぱり音楽好きが集まっているな~と。
同じ時間を共有できたことに感謝。
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by morpheus-cello | 2015-07-17 08:22 | Music-2, classic | Comments(0)

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