2015年 12月 17日
嬉しいクリスマスプレゼント♪
先日、カフェモンタージュに関西クリスマス四重奏団(関西弦楽四重奏団の特別講演)を聴きに行ってまいりました♪
ヴァイオリン:林七奈 ヴァイオリン:田村安祐美
ヴィオラ:小峰航一 チェロ:上森祥平
グラズノフ:5つのノヴェレッテ
スペイン風に
東洋風に
古風な間奏曲
ヴァルス
ハンガリー風に
ボロディン:弦楽四重奏曲第2番 ニ長調
アレグロ・モデラート
スケルツォ
夜想曲
フィナーレ
★アンコール★
ラフマニノフ:ロマンス
ボロディン:スペイン風セレナーデ
お楽しみ: ロシアンティーとホットワイン♪
グラズノフのノヴェレッテ(5つのノヴェレッタ)、以前他のアンサンブルの練習に参加した時に、5曲中3曲譜読みしたことがあり、楽しい曲だけれど、アマチュアで合わせるのは大変だなぁと思った覚えがあります。
グラズノフはロシア5人衆のうちの一人、早くから才能を認められ、パトロンに連れられて世界中(ヨーロッパ中?!)を旅した時にインスパイアされて、民族色の強いいろんな楽曲を作曲された様子。
このノヴェレッテは5曲からなるのですが、どれも楽しく、美しい。
異国情緒あふれるメロディーに、強弱も音色も多彩なピッチカートの伴奏。
この曲を、普段録音であまり聴く機会がないのですが、それ以上に生演奏で聴く機会もそうない曲なのではないでしょうか。
プログラムを知った頃から、この曲が楽しみで仕方がなかったのですが、やはりとっても素晴らしい演奏でした♪
ボロディンは、自身が医業(化学)に携わりつつも、休日作曲家として曲を残しているのですが、今回初めて、ボロディンもチェロを弾いたと聞き、さらに彼に対して親近感が湧きました。
ヴァイオリンはグラズノフの時は、田村さんが1stでしたが、ボロディンでは林さんが1stでした。お二人のヴァイオリンの音色、実はとても好きです。お二人でオクターヴで同じメロディーを弾かれたり、ハモったりされるところも美しかったし、品があって好きです。というか、4人全員の演奏がとても好き。
それから、何と言っても、この曲は、1楽章と3楽章のチェロのメロディーが美しいし、とても有名なフレーズなので、誰しも注目の部分だと思います。
出だしからとても澄んだ音色がこちらに飛んできて、本当に幸せな気持ちになりました。
ヴァイオリン、ヴィオラとの掛け合いも素敵でした。
ボウイングとか演奏されるお姿をしっかり拝見しようと思いつつ、でも結局大切なことは形ではないんだな、きっと、と思い直して、この日は耳のアンテナを広げて、空気の振動を感じるように途中で方針を変えました(笑)。
ベートーヴェンツィクルスで拝聴するエネルギッシュでかっこいい演奏はもちろん、こういう音楽も素晴らしいので、早くCDが出ないかな〜と心待ちにしております^^
まさかのアンコール、サンタさんの被り物とは裏腹に、しっとりとした雰囲気の曲でしたが、少し早めのクリスマスプレゼントをいただいたような、ホクホクした気持ちになりました。ロシアンティーも美味しかったです。いつも車なので、好物のホットワインをいただけず、少し残念でしたが・・・。
最近は、演奏会帰りにSNSで感想を呟くことが多いのですが、帰宅後にSNSを開いたらすでに、相互フォローしているアマチュアチェロ弾きさんが、上森さんのチェロが美しくて泣きそうだった、上森さんが他のパートの方に送る優しい視線に釘付けだった、とつぶやいていたので、私も便乗して激しく同意のレスポンスをしておきました(笑)。【表現は改変しております】
今年の演奏会参加(音楽鑑賞)はこれにて終了♪
仕事納めが済んだら、多分まとめますが、今年は室内楽の演奏会を聴きに行くことが多かったように思います。念願のカフェモンタージュにも行けてよかったな^^